年利100%以上ってマジ?レバレッジ投資とは?

「投資で年利100%以上を狙える」と聞くと、「そんなうまい話があるわけない」と思うかもしれません。

しかし、トルコリラのFX投資ではスワップポイントという利息を毎日もらい、レバレッジを活用することで、少ない元手でも大きなリターンを狙うことが可能です。

トルコリラのFX投資では、レバレッジを効かせることで自分の元資金よりも大きな取引ができるようにする高めることができます。

しかし、運用方法によっては、その分リスクも大きく、無計画な取引は大損につながることもあります。本記事では、レバレッジ投資の仕組みやメリット・デメリット、実際に年利100%以上を目指す方法について詳しく解説します。

レバレッジ投資とは?

レバレッジ投資とは、自分の資金を担保にして、手持ち資金以上の取引を行う投資手法です。たとえば、FXでは最大25倍のレバレッジをかけられるため、10万円の資金でも250万円分の取引が可能になります。

つまり、資金効率を大幅に高めることができるため、短期間で大きな利益を狙えるのが特徴です。しかし大きなレバレッジは、少しの為替の値動きでも、その分損失も大きくなるため、投資初心者は低いレバレッジで運用した方がいいと思います。

僕の場合は今現在、約18万円の資金を元にレバレッジ約5倍で20万トルコリラを購入して運用しています。

レバレッジを利用しないと約18万円だと今のトルコリラのレート(1トルコリラ 4.2円で計算した場合)では4万4千通貨程しか買えません。しかしレバレッジを利用することで20万通貨を購入して保有しています。下記の画像は実際の僕の保有しているトルコリラです。2回に分けて合計20万通貨購入しています。建玉数 (たてぎょくすう)10というのは1建玉が1万通貨という意味で10万通貨です。

下記の画像は僕の資金186,200円を元にレバレッジ約5倍で20万トルコリラを保有しているアカウント画面です。

レバレッジ約5倍で運用している理由はロスカットレートをトルコリラの最安値4.1円以下になる様に調整しているからです。

ロスカットレートとは、レバレッジ投資で損失が一定のレベルに達したときに、強制的にポジションが決済される価格のことです。レバレッジが高いほど、ロスカットのリスクも高くなります。

ロスカットレートをトルコリラの最安値に設定する理由はあくまで可能性の話ですが、とりあえず今の段階では最安値を更新する可能性は低いだろうと思っているからです。もちろん今後トルコリラが最安値を更新する可能性はあります。もしトルコリラが最安値更新しそうな時は追加で資金を投入して、ロスカットレートを下げようと思っています。

もちろんトルコリラがさらに下がり最安値を更新する可能性も十分に考えられます。その場合は資金をさらに増やし、レバレッジを低くする予定です。下記はトルコリラ円の日足チャートです。2024年9月に1トルコリラ4.1円をつけてそれから反発して上昇しています。ただし、ここ最近またトルコリラが下落しています。

レバレッジ投資では、資金(FX投資では資金を証拠金と言います。)に対して何倍もの取引ができるため、損失が一定水準を超えると「ロスカット(強制決済)」が発生します。以下では、1倍~25倍のレバレッジにおけるロスカットの具体例を説明します。

トルコリラ(TRY/JPY)のレバレッジ別ロスカット計算

ここでは、1倍~25倍のレバレッジごとにロスカットが発生する価格を具体例を使って解説します。

基本条件

  • 元手資金(証拠金):10万円
  • 取引通貨:TRY/JPY(1トルコリラ=5円)

1倍(レバレッジなし)

  • 購入可能数量:20,000TRY(10万円 ÷ 5円)
  • ロスカット発生価格:なし(自己資金のみで運用)

→ レバレッジ1倍では自己資金の範囲内で取引するため、ロスカットされることはありません

5倍レバレッジ

  • 購入可能数量:100,000TRY(10万円 × 5 ÷ 5円)
  • ロスカット発生価格:約4.0円

ロスカットが発生するのは元手資金である10万円の損失が出た時です。トルコリラが5円から4円に下落した時、つまり1円下落した場合、10万トルコリラを保有していたら10万円の損失です。元手資金が10万円ですのでロスカットレートは4円です。

ロスカットレートは購入時1トルコリラが5円の時から1円下落した時、つまり1トルコリラ4.0円の時にロスカットが発生します。
→ ロスカットレート = 4.0円

計算式:
10万円の損失が出る時: 10万円 ÷ 10万トルコリラ = 1円下落した時


10倍レバレッジ

  • 購入可能数量:200,000TRY(10万円 × 10 ÷ 5円)
  • ロスカット発生レート:約4.5円

ロスカットが発生するのは元手資金である10万円の損失が出た時です。トルコリラが5円から4.5円に下落した時、つまり0.5円下落した場合、20万トルコリラを保有していたら、10万円の損失です。元手資金が10万円ですのでロスカットレートは4.5円です。

計算式:
10万円の損失が出る時: 10万円 ÷ 20万トルコリラ = 0.5円

ロスカットレートは購入時1トルコリラが5円の時から0.5円下落した時、つまり1トルコリラ4.5円の時にロスカットが発生します
→ ロスカットレート = 4.5円


25倍レバレッジ(最大)

  • 購入可能数量:500,000TRY(10万円 × 25 ÷ 5円)
  • ロスカット発生レート:約4.8円

ロスカットが発生するのは元手資金である10万円の損失が出た時です。トルコリラが5円から4.8円に下落した時、つまり0.2円下落した場合、50万トルコリラを保有していたら、10万円の損失です。元手資金が10万円ですのでロスカットレートは4.8円です。

計算式:
10万円の損失が出る時: 10万円 ÷ 50万トルコリラ = 0.2円

ロスカットレートは購入時1トルコリラが5円の時から0.2円下落した時、つまり1トルコリラ4.8円の時にロスカットが発生します
→ ロスカットレート = 4.8円


レバレッジ別ロスカットレート

レバレッジ倍率取引量(TRY)ロスカットレート(円)
1倍(レバなし)20,000TRYロスカットなし
5倍100,000TRY4.0円
10倍200,000TRY4.5円
25倍500,000TRY4.8円

ポイント

レバレッジとロスカットレートの仕組みをご理解いただけたでしょうか。レバレッジが高いと購入できるトルコリラは増えますが、少しの値動きでロスカットが発生する可能性が高くなります。

  • レバレッジが高いほど、わずかな値下がりでもロスカットされやすい
  • 5倍なら1円の下落でロスカットだが、25倍だと0.2円の下落で強制決済される。
  • 高レバレッジはリスクが大きいので、ロスカットに余裕を持たせる運用が重要

年利100%以上が可能な理由

では、なぜレバレッジ投資では年利100%以上を狙えるのか? その理由を解説します。

① トルコリラの金利が30%以上

今現在、トルコリラの金利が年利30%以上あります。つまり1万円分のトルコリラを購入した場合、1年後には13,000円になります。ただし、購入時のトルコリラのレートと1年後のトルコリラのレートが同じ場合です。

下記の画像はGMO証券のスワップポイントカレンダーです。2025年2月現在、1万トルコリラ通貨に対して、毎日38円〜40円程もらえます。2日か3日分まとめてもらえる日もあり、年間合計365日分もらえます。

今現在のトルコリラのレートは約4.2円です。1万トルコリラ通貨は4万2,000円程です。つまり4万2,000円分のトルコリラを購入した場合、毎日38円〜40円程もらえます。これを元に年利を計算すると、

38円(1日のスワップポイント) x 365日 = 13,870円 (1年分のスワップポイント) 

13,870円 / 42,000円(1万トルコリラ通貨) x 100 = 33% (年利)

レバレッジをかけない場合、年利は33%です。これを元に各レバレッジをかけた場合は単純に年利33%に各レバレッジを掛けるだけです。そうすると下記の通りになります。

レバレッジ 2倍 年利66%
レバレッジ 3倍 年利99%
レバレッジ 4倍 年利132%
レバレッジ 5倍 年利165%
レバレッジ 10倍 年利330%
レバレッジ 25倍 年利825%

僕の場合はレバレッジ5倍なので年利165%です。

レバレッジ投資のメリット

レバレッジ投資には、以下のようなメリットがあります。

  • 少ない資金で大きな取引ができる
    → 10万円の資金でも、100万円以上の取引が可能
  • 短期間で大きな利益を狙える
    → 適切な戦略を取れば、数日〜数週間で大幅なリターンを得ることができる
  • スワップポイントで安定収入も可能
    → 高金利通貨を長期保有すれば、日々スワップポイントが入る

レバレッジ投資のデメリットとリスク管理

一方で、レバレッジ投資にはリスクもあります。

① 損失もレバレッジ倍増

レバレッジをかけると、利益が大きくなるだけでなく、損失も増えます。10倍のレバレッジをかけていた場合、1%の値下がりで10%の損失が出ます。

② 強制ロスカットのリスク

レートがロスカットレートを下回ると強制的に決済されてしまいます。特に大きな変動が起こると、一瞬で資金を失う可能性もあるため、リスク管理が重要です。

③ 精神的な負担が大きい

レバレッジをかけると、値動きが気になりすぎてストレスが増えることがあります。長期的な視点を持ち、冷静に取引を行うことが重要です。

★ リスク管理のポイント

  • レバレッジは控えめに(3〜5倍推奨)
  • 損切りラインを決めておく
  • 資金管理を徹底する(1回の取引で資金の5%以下をリスクに)

特に、初心者は「少額から始める」「レバレッジをかけすぎない」様にした方がいいと思います。

まとめ

レバレッジ投資は、年利100%以上のリターンを狙うことも可能ですが、その分リスクも高いため、慎重な運用が必要です。

レバレッジは控えめに(3〜5倍)
資金管理を徹底する
スワップやスイングトレードでリスクを分散

上手に活用すれば、資産を効率的に増やすことができるレバレッジ投資。ぜひ、自分に合ったスタイルを見つけて、無理のない範囲でチャレンジしてみてください!

タイトルとURLをコピーしました